ダクトレールとも呼ばれる配線ダクトを用いる場合、一般家庭のように1本だけで十分という環境では問題なく取り付けできますが、飲食店や各種店舗系で利用する際には、複数の配線ダクトを用いてラインを決めることが必要です。

現状として汎用パーツが存在しており、複雑化したラインでも問題なく対応できるように、ジョイントパーツは多用する際には必須です。従って、ジョイントパーツの種類を確認した上で配線ダクトのラインの構図を決めると後から問題が出てしまうこともなくなります。設置は主に天井を利用する方法になり、一定の目安として1.8メートルよりも低い位置にはNGです。カウンターなど低い位置に取り付けをして、上向きにライトを照射させるような使い方もNGなので安全性を確認した上で構図を決めることはかなり重要です。

天井の幅を計測して設計図を書くと分かりやすくでき、パソコンを用いて描く方法では修正も簡単に行えるので、対応するソフトを使える方であればパソコン上で自在に設計する方法がベストです。ジョイントパーツはL型とT型、十字型などがあり、斜め方向のジョイントパーツは珍しいものなので基本は直角に構図を決める方法に限定した方が良いです。配線ダクトは、レール上に自由に照明器具を取り付けでき、器具は角度を変更させられるので、1本の配線ダクトでも中心から真下と左右の両方を照らすことができる構造です。

設計図を作る際にはこの便利な機能性も熟知した上で作る必要性もあり、無駄にレールを増やすのではなく必要とする明るさと照射範囲を明確にして考えるとコスト的な部分でも負担を減らせます。もしも、自主的に設計することが難しい場合は、専門会社に相談をして設計から施工を全て任せる方法は確実です。