配線ダクトについているULマークの意味は?

配線ダクトは、照明器具を取り付けるために、天井に設置されるレールのことで、配線ダクトの溝から専用のプラグを使ってダウンライトやスポットライトなどに電源を供給するものです。

その特徴は、照明の脱着が容易で、スライドすることで位置の調整が簡単にできることです。配線ダクトはプラグ部とソケット部の2つで構成されていますが、それらは規格化されているので、各照明メーカーとの互換性も取れていて、いろいろな照明器具をつけられ選択肢が幅広いのが魅力です。

日本国内で販売されている多くの配線ダクトには、「ULマーク」の表記があります。その表記は、UL規格を満たしている証拠となります。UL規格は電気業界を中心とした製造業ではお馴染みの規格です。ULはアメリカに本拠地を置く、試験・検査の認証機関です。ULは「UnderwritersLaboratories」の略となっていて、特に安全面についての評価をする規格です。この規格が取得されていると、「安全であることの証明」になります。特に、企業などが製品を導入する際に、この規格を取得しているかどうかも、判定ポイントとなります。つまり、この規格を取得している製品を使うユーザーにとっては、厳しい試験の合格品のため、安全・安心・保障が約束されます。

逆に製品を開発するメーカーにとっては、自社の製品の安全性をユーザーにアピールできるというメリットもあります。なお、この規格は規格を取った製品に関して、生産中の製品を年間4年のペースで安全性の抜き打ちチェックが実施されます。

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